年末のご挨拶

C.school通信の内容と同様になりますが、ブログにも投稿させていただきます。

今年も一年、C.schoolにご通塾いただき、ありがとうございました。みなさんは、どんな一年をお過ごしだったでしょうか。年末に少し時間を取り、振り返ってみると良いかもしれません。

私は12月に入ると、少しずつ1年間の振り返りをするようにしています。1ヶ月かけて振り返りを行い、1月からまた心機一転、走り出せるように準備を整えています。

さて、C.schoolにとっては、今年もチャレンジの1年であり、自分たちの存在意義を見直す1年でもありました。

9月に高校生部門で新たに教室を借り、塾としては初めての大学受験に挑みます。今年後半は、高校生部門を形にしていくためにもがく時期が続きました。

そのプロセスの中では、たくさんの反省点もあります。一番は、「高校生」という存在を一括りにして考えていてしまったことです。自我が確立し、自分の人生は自分で決める意識が強くなる高校生は、学習しやすい環境と目標設定をきちんとすれば、ある程度、自走して勉強していくのが「普通だろう」と考えてしまっていたのです。(自分の高校生活を振り返れば、そんな甘くはないと気づくはずなのですが。)

そこで取り組みを始めたことは、英単語・英文法・数学のこまめ小テストと個別指導、高3生については志望校の過去問の英文読解等の個別指導など、個別指導を通じたコミュニケーションを増やしました。また、この年末には、高1-2年生には勉強ノートを作成しました。(執筆時点で渡せてない人もいます。) 学習管理・目標設定のために使うことはもちろんですが、面談の場で出てきた「考え」や「感情」まで書き残してもらい、それらの整理を手伝いたいと思っています。私自身、自分の感情や考えをノートに書いて整理をし、自分の進むべき道が見えてきた経験が何度もあり、今でも続けている取り組みです。高校生は、大学受験という大きな進路選択を控えています。「悔いのない、自分の納得の行く選択をしてほしい」と強く願っており、また開講当初からの志です。ただの学習管理をするための勉強ノートを超えて、このノートを通じて「一人ひとりの人生を変える」という思いで運用し、「人生を変えるノート術」を高校生に伝えていきたいと思います。来年は、さらなる個別学習指導の充実 × 勉強ノートの質の向上に邁進していきます。

また、小中学生部門は「磨く」一年でした。目立って新しい取り組みをしているわけではありませんが、定期テスト対策の小テストの量を増やし中身の改善を行ったり、授業時間の使い方や面談の時間の使い方など地道な改善を続けてきました。開講4年目を迎え、改善を続ける中で、自分たちが得意なこと・自分たちじゃなくても良いことの輪郭が見えてきたように思います。来年も「個別」だからできることに注力し、さらに磨きをかけていきたいと考えています。

そんな振り返りを通じて、「我々はどんな塾でありたいのか」そして、「来年1年をどう過ごしたいのか」考えてみました。

まず、我々が「なりたい塾」は、開講当初から変わらず、「子どもたちのなりたい自分を引き出し、なりたい自分の実現をサポートする塾」です。勉強や受験を通じて「なりたい自分」に挑んでほしい。子どもたちと話していると「もっと勉強できる自分になりたい」「スマホの誘惑に負けずに勉強できる自分になりたい」など、様々な「なりたい自分」を話してくれます。我々は「本当にそう思っているの?1ヶ月後、3ヶ月後、1年後、どんな自分になれていたら納得した人生になると思う?」と真剣に問いかけます。そして、それを実現するための手段として「いつまでになにをやるか」具体的な勉強に落とし込み、やり切るサポートをしたいと思って日々取り組んでいるのです。改めて、我々が目指す塾像は「個別」を極めること。一人ひとりを理解し、一人ひとりの心に残るコミュニケーションを考え、一人ひとりの進路選択・学習指導に向き合うために、手段の改善を徹底的に行う1年にしたいと思っています。また、来年は講師を増やし体制を強化する予定です。担任制は継続しつつ、チームで「個」をサポートしていきます。

取り組んできた中で感じてきたこと、それを踏まえて今後どのようにやっていこうと思っているのか、詳しくはまた年次報告会でもご紹介させていただきますので、ぜひご参加ください。また、ブログ等での発信も積極的に取り組む一年にしたいと思います。

最後になりましたが、みなさまにとって来年が良い年になりますことを心よりお祈りしています。

P.S 本日が最終日の予定でしたが、明日と1/3も受験生を対象に追加開講します。ある高3生の朝から晩まで頑張る姿に感化されました。がんばるだれかの人生に自分ができる限りで貢献したい。目の前の人のためにできることをやり切り、悔いのない人生にしたいと思います。そんな風にしたいと思わせてくれる子との出会いと機会に感謝です。